昭和31年4月18日、当時山中小学校六年生の坂本晋吾君が理科の授業(水辺の植物の学習)をきっかけに発見し、当時の校長先生であり、山中湖の生態研究 で知られている杉浦忠睦氏の調べにより、マリモに間違いないということで、長崎大学教授岡田喜一博士が調査した結果、北海道阿寒湖のマリモの新変種であると断定を受け、その後フジマリモと命名されました。
マリモは従来北半球の寒冷地のみ産するものと考えられていたのが、北緯35度25分という南方の山中湖で発見されたことは、植物分布学上記念すべきことで、学術資料として貴重なものです。