指定文化財名 |
山中口留番所趾 |
場所 |
山中湖村山中土手内 |
指定の種類 |
山中湖村史跡 |
指定年月日 |
昭和49年4月8日 |
山中口留番所は、鎌倉往還の要地であったため、武田氏支配の時代に設けられた番所です。
口留番所では国境の警備や入鉄砲出女といわれた武器の出入り(江戸へ入る旅行者が鉄砲を携行することを禁じた)や人質として生活させられた大名の妻子が逃亡するのを防ぐために目を光らせていたと言われています。そのほかに代官所の許可が必要な木材や板割を勝手に持ち出すことなども厳重に監視していました。
この関門の敷石や沓石などが今でも残っていて当時を偲ばせてくれます。
また、矢来の支柱といわれる「えんじゅ」の木の古株や、大山氏が建てた万延元年の庚申塔も残されています。